2012年 03月 20日
日本では、春のお彼岸! 秋分の日を含んだ飛石連休でしょうか? 厳しかった冬が終わろうとしていますが、こういうときに風邪を引かないよう、充分にご留意くださいませ! 今日の記事は、Crufts展の前後から、劇的に動き出したKC(イギリス・ケネル・クラブ)とBVA(イギリス獣医師学会)の報告などをまとめようとしていたのですが、次から次と新しい情報が入り込み、アップする機を逸していましたので、とりあえず基本的なところを掲げておこうと思います。 そんなわけで、今日のsoundは、70年代の前衛的なロッカー! 彼と彼のお兄さんはアルビノで天才的なミュージシャン。 彼のこの曲 にしました。 今年のCrufts展では、大胆、かつ、画期的な試みとして、BVA(イギリス獣医師学会)から選抜された大変に経験豊かな獣医師2人が、ボランティアで各犬種のBOB獲得者を診察し、健康であると認められた犬だけがグループ戦に出場できる! そして、不健康と診断された場合は、BOBを剥奪するという、前代未聞の荒療治を施し、純血種の犬のブリーダーたちに大きなチャレンジをした形となりました。 形態だけではなく、その中身も健康でなければ、「ベスト」とは言えない。という、誰もが納得できる理由づけをKC自ら示すことによって、各犬種の改善を促すことに着手したのでした。 もちろん、賛否両論でしたし、今現在も、それに対抗するようなグループまでできて、真っ向からぶつかり合う結果となっています。 以前も触れましたが、これは Jemima Harrison というジャーナリストがBBCと共同で純血犬種の世界に斬り込んだことから始まりました。 彼女のブログを読める方は、どう進んでいるか分かりますので、どうぞご訪問ください。 どうやら、カナダでは来週、ドキュメンタリーシリーズの番組の一部として放送されるようです。 Monday, March 26, 2012 10:00 PM ET/PT on CBC News Network Sunday April 1 at 8 pm ET on CBC News Network 流石に英語圏は早い! 最初のBOB剥奪となった犬種はブルドッグとペキニーズでした。その後、クランバー・スパニエル、ナポリタン・マスティフなど、どの仔も、皮膚のたるんだ犬種ばかり。。。 そのほとんどの原因は、目の病気。「瞼の外反、及び、内反によるおびただしい炎症」というものでした。 バセット・ハウンドもそのヒトリ。。。 この仔は、BOBになり、その後不健康と診断された、ナポリタン・マスティフ 上位になった仔たちも、このような過剰にたるんだ皮膚。 しかし、同じ犬種のメスでクラス2席になった仔に、こんな仔がいました。大変に綺麗です。 こういう仔なら、目に負担がかかるほど、瞼がたるんで下がることはなさそう。 クランバー・スパニエルもこのように、過剰な仔(左)と、適度で、その用途に適している仔(右)がいます。 この目の病気、人間だとこういう感じです。人間なら明らかに不健康だと分かります。 他犬種で、皮膚がたるんでいませんが、犬だとこうなります。 今後は、骨格などにもチェックが入るようになるそうですが、KCとBVAが発表した「ヒット・リスト」となったリスクの高い犬種は、以下の15犬種です。アルファベット順です。 バセット・ハウンド、ブラッド・ハウンド、ブルドッグ、チャウチャウ、クランバー・スパニエル、ドゴー・デ・ボルドー、ジャーマン・シェパード・ドッグ、マスティフ、ナポリタン・マスティフ、ペキニーズ、シャー・ペイ、セントバーナード、フレンチ・ブルドッグ、パグ、チャイニーズ・クレステッド。 そして今現在、DNA検査にて、インライン・ブリードの危険度なども数値が出始めていますが、登録頭数などの差もあり、数字が的確とは言えない状況です。 上記の写真の仔たちのように、目で見える過剰さなら、すぐに対処ができますが、股関節、肘関節、その他、遺伝性疾患のキャリアだった場合、触診程度では全くわかりませんので、今後は証明書などを提出することが義務づけられるのではないかと思います。 そうなると、上記の15犬種じゃなくても、ハイリスクな犬種が多くなります。GRやFCRも同様です。 中途半端なレポートとなってしまいましたが、今後また、動きがある度にご報告いたします。 BFN・・・・ .
by b-and-j
| 2012-03-20 08:14
| UK dogs
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イギリス北西部の古の街ランカスターと 湖水地方からの便り・・Jasper's Journalの更新係 B&Jの雑記帳です♪ スパム防止のために承認制ですが、お気軽にコメントくださいませ☆ カレンダー
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