2010年 02月 09日
週末は、気温は高めでしたが霧が立ちこめるなど、寒気が勢力を伸ばそうと必死な様子でした。 今晩から、また少し寒さが戻ってきます。。。 そんな薄気味悪いフォギーな日々に因んで、イギリスの北部に伝わる、迷信をお伝えしようかと思います。 そんなわけで、今日のsoundはお馴染み、彼のこの曲 です。 霧は、こんな感じでした。。。。この道は、両側がBrother J の出身校です。 最近、お散歩で逢ってはおしゃべりするようになった女性は、私と同様に、2頭のワンズを連れています。今年初めの凍り付いた時期に、滑って転んで、左腕を複雑骨折してしまいました。彼女は左利きのために、不自由な思いをしているのですが、2頭のワンズは、リードを必要としません。でも、大きめな道路などでは、気持ち程度ですが、一応リードを着けます。東洋からの留学生やイ○ラム教徒などは、犬が嫌いな方が多く、リードを着けていても嫌な顔をしますから。。。。 時々、そういう人に遭遇したイギリス人のワン・オーナーが非常に立腹して怒っていることがあります。 彼女の2頭は、ワンズの中でも最高値のIQを誇る、ボーダー・コリーなんです。 こちらでは、一口にシープドッグとか、コリーと言えば、誰もがみんな、ボーダー・コリーのこととして理解しています。 ショーに出向いても、ガンドッグとコリー種が、日にちや時間が同じになることは、ほとんどなくて、いつか、シープドッグ・トライアルにでも出かけなくてはいけないと思っています。 昔はテレビでも、シープドッグ・トライアルを放映していました。(ちょうど映画の「ベイブ」のような感じ!) その名もA man and his dogでした。今は、同じ題名で、俳優さんが各地のワンズを紹介している番組があります。 以前の記事の中で、申し訳に"The Baaa Studs"の見事な羊さばきをお見せしましたが、この犬種と羊飼いさんたちほど、絶妙な共同作業ができるコンビネーションは、他にないと言えます。 このボーダーコリーという犬種、名前の通り、スコットランドとイングランドのボーダーにて、誕生したと言われます。全世界のボーダー・コリーのルーツを辿ると、必ず行き着く1匹のオスは、Old Hemp(オールド・ヘム・1893年9月誕〜1901年5月没)という名前のトライカラーのボーダーコリーだったそうです。 この仔がオールド・ヘム そして現在のトライカラーのボーダーコリー その誕生の地は、湖水地方のあるカンブリアだと言われるのですが、古の昔から、 羊飼いたちの信じる「迷信」が存在します。 それは、「顔の白いコリーは、縁起が悪い」というものなのです。。。。 彼らは、やはり姿形も気を遣いますから、ショーにも出します。 しかし、なんと言っても彼らの神髄は、Old Hempから引き継がれた頭脳と性能ということになります。 そういう中で、繁殖した仔犬のお顔が白い場合、その昔なら、間引かれてしまいました。 今では、間引くようなことはしませんが、破格で譲ってくれる、または迷信深い人なら、無料でくださるそうです。。。。 しかし、そういう使役犬として優秀な仔たちは、まったりとしたペットになるには、性格的に向かないことがほとんどで、大変な仕事、または充分な運動量を与えない限り、ストレスが貯まり、人に噛みついてしまうようになりやすいそうです。それがハーディングを目的として改良された犬種の特徴でもあります。 こんなお顔の仔でも、性能は変わらないはずですよね! ところが、どうやらお顔の白い仔は、訓練性が、やや劣るとも言われているそうなんですよ。。。。 でも、どこが縁起が悪いと言われたところなのでしょうね??? 日本にも、犬にまつわる、そういう迷信って、ありましたっけ??? 我が家のワンズはレトリバー種ですからね、そんな迷信なんてないですし、全身同じ色ですからね。 BFN・・・・
by b-and-j
| 2010-02-09 08:38
| UK dogs
|
Jasper & Phoebe
イギリス北西部の古の街ランカスターと 湖水地方からの便り・・Jasper's Journalの更新係 B&Jの雑記帳です♪ スパム防止のために承認制ですが、お気軽にコメントくださいませ☆ カレンダー
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